
国立近代美術館で行われているウィリアム・ケントリッジの展示を見てきました。
ドローイングによるコマ撮りアニメを得意としていてアートやアニメが好きな人には必見!なんですが・・・
この展示のほとんどがアニメーションの映像なので全作品をまともに見ていたら恐らく4時間あっても見きれません。
一部のエリアでヘッドホンをして見る箇所がありますが、案内の人が言うにはそこだけで2時間ぐらいかかるそうです。とんでもねぇ・・・
ヘッドホン返却後も10分以上の映像が幾つもあるので、ほとんどの人が正直もういいよ・・・って思うでしょう。現に初めの方の作品は皆じっくり見ているのに、後の方になると皆足が速くなります。素通りする人もいます。
しかもコメディかと思いきやヘビーだわ、ブラックだわで結構精神的にも疲れる作品が満載です。題材が戦争やアパルトヘイトだったりするので当然なんですが。
映像がモノクロで部屋も暗いだけにね・・・。
しかし表現力がモノスゴイです!木炭を使ったドローイングによるアニメーションだけでなく、影絵や実写映像を交えたアニメーション、更には右目用と左目用の細密模写した絵を並べる事で立体的に見せたり(奥行きが3D映画ぐらいあります!)、垂直に立てた鏡張りの円筒に地面の映像を反射させる事で立体的に見せたりとどんだけネタがあるんだよ!!と驚かされます。
しかもアニメですからね。数分作るだけでも大労力なのに、それをドローイングで描いては消し描いては消しながらアニメーションにするなんてとんでもないです。それを可能にする画力と計算し尽くされた構図には唖然とさせられます。
個人的には是非とも一度見てみてもらいたい展示ではありますが、長いのと重いのとでちょっとついでにと気軽に見れる展示じゃないので時間がある時にじっくり見る事をオススメします。
ちなみに自分も2時間ぐらいしかいませんでした。だって飽きr(ry
■ウィリアム・ケントリッジ-歩きながら歴史を考える
2010年1月2日(Sat)〜2月14日(Sun) 10:00-17:00(金は20時まで)
国立近代美術館 一般:850円 学生:450円
URL:http://www.momat.go.jp/Honkan/william_kentridge/index.html
P.S:
ちなみにその後に六本木で行われているroomsというファッションやアクセサリーの展示会の招待状をkawalaのマサさんに頂いたので行ってきました。ファッション系だけに売る人も来る人も皆オシャレで、自分のような地味ヘンドリックスな人間は場違いな感じがしてソワソワしっぱなしで、ろくに話しかける事ができないんですが他業種の展示は刺激的で面白いですね。
また何かやるようだったらお願いします!(とか言ってみる
あとMEGUMIが子連れ(おそらく)で来てたけど、何かスゲー普通だった。
むしろ周りにいた人の方が業界人っぽかった。
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